北九州市立八幡病院 整形外科/2009-10-19

  • 近藤 超子
  • 金沢医科大学 出身
  • 2008年 入局

私は平成20年に入局し、現在整形外科キャリアとしては2年目にあたります。
入局後1年間長崎大学病院で修練医として研修し、今年の6月より北九州市立八幡病院で勤務しています。大学病院での研修中と最も異なるのは、診断から手術まで責任は全て自分にあるということです。初めての環境で戸惑い、迷いながらの日々を過ごしています。急患が来た場合の対応も今までは指導医の先生の指示に従っていれば安心でしたが、今は自分で判断し行動しなければなりません。特に外傷が多く搬送されてくる当院では、いつ重症患者が搬送されてくるかわかりません。今までのほほんと過ごしてきた私でしたが、さすがに初めての待機の夜は「開放骨折が来たら?」「小児の骨折が来たら?」などいろいろと考えてしまい、興奮してなかなか寝付けませんでした。おかげさまで、現在はそのどちらも経験し、先輩方のご協力で何とか無事に対処できましたがこれからも待機日のドキドキは変わらないと思います。
 ところで、市立八幡病院の整形外科は野口副院長を含めて総勢6名です。その内2人が女性で、女性の先輩と二人で手術をすることもあり、気がつけば手術室みんなが女性という状況もあります。たぶん長崎大学整形外科の関連病院史上で今まではあり得なかったのではないでしょうか?整形外科といえば、筋肉ムキムキでスポーツ大好き男!体育会系です!みたいなイメージが強いですし、力仕事が必要な場面もたしかに多いです。しかし、力が足りないのであれば逞しい男性のお力を少しお借りすればよいし、手術以外でも男性とは違う着眼点や気遣いなど、女性ならではの細かさを生かせる機会はあるように感じています。実際は女性で整形外科を専攻しているというととてもびっくりされ、足とか持てるの?という質問が必ずといっていいほどやってくるというのが私の経験した現状です。いつもいつも足を持っているわけじゃないし、そして足は重いけど持てる!のに。
いろいろとありますが、「女性整形外科医」に対する周囲の考えが男性、女性両サイドからみてより柔軟なものになることを希望しつつ、また女性にとって開かれた整形外科の突破口に長崎大学整形外科がなることを期待し、私は日々の業務に精進していきたいと思います。
 大学在籍中にお世話になった先生方、関連病院でお世話になった先生方、これからお世話になるであろう先輩方、どうぞよろしくお願いいたします。