Shoulder Arthroscopy & Arthroplasty Course in Hawaiiを終えて/2019-06-21

  • 宮坂 悟
  • 長崎大学 出身
  • 2019年 入局

 2019年6月21日から25日にかけてハワイで開催されましたShoulder Arthroscopy & Arthroplasty Course in Hawaiiに参加させて頂きました。今回のキャダバーを通して学んだ事そして感じた事を僅かではございますがご報告させて頂きます。

 初日はハワイに着き約半日のプライベートの時間を頂きました。お土産を買いに行く人やサイクリングを楽しむ人もいらっしゃいましたが私は長崎大学整形外科の先生方とゴルフをご一緒させて頂きました。初めての海外ゴルフ且つ憧れのハワイという事で長崎よりわざわざ重いゴルフバックを持参して参加させて頂き、とても楽しいゴルフが出来ました。夜は参加する先生とキャダバーを開催して下さる企業の方々との親睦会があり、楽しい時間と美味しい食事を頂きました。

 ハワイ2日目は朝7時よりキャダバー開始でした。日頃の診療で先生方が手術をされている姿は幾度となく拝見させて頂いておりましたが、私が実際に人間の肩で手術を行うのは当然初めてで、今まで学んできた事を実践する場となりました。1つの肩を2人の医師で使用させて頂き、今回は鏡視下Bankart修復術と鏡視下腱板修復術を2日間に分けて行いました。私は初日に腱板修復術をさせて頂きましたが、関節鏡や手術用具を日頃手術室で観ているように意のままに操作することが出来ず、先生方に助力を頂きながら6時間かけて終了しました。難しさのあまり途中で匙を投げてしまいたい気持ちに何度もなり、いかに先生方が難しい手術日頃なさっているのかを改めて実感致しました。またトレーニング初日終了後の夕食で「腱板は生き物であり、同じ物は1つとしてない。だから面白い!」という言葉を聞き、腱板修復術の奥深さを少しだけ感じる事が出来ました。

 キャダバー最終日は新しい肩を使用して鏡視下Bankart修復術をさせて頂きました。初日よりは少し要領を掴み手術動作も改善が見られましたが、やはり思った通りにはいかず反省点の多い手術でした。ペアの先生に交代しましたが、初日あれほど苦労した手術を手際よく行う先輩の姿を見て、尊敬の念と継続的な努力の必要性を痛感しました。

 手術が終わった後は肩と上肢の解剖をしました。行った手術がどのようになっているのかを直接目視で確認し、その後は筋肉走行を確認し、アプローチ方法により実際どのようなviewで見えるのが、どこに気をつけるべき神経が走行しているのかなどを確認できた事が私にとって何より勉強になりました。

 ハワイ滞在最終日は朝8時にホテルをcheck outし帰国となりました。

 ハワイでの肩キャダバーに参加して、肩・上肢分野の難しさと面白さを実感する事が出来ました。またトレーニング以外にもたくさんの先生や関係スタッフの方々と仕事の話や仕事以外のお話もたくさん出来たことが私の人生にとってとても有意義な時間になったのではないかと思います。

 最後になりましたが今回のコースを開催して下さいましたJohnson & Johnson株式会社 Depuy Synthes Japan Mitek Sport Medicine事業部、Stryker株式会社のスタッフ方々に御礼を申し上げます。また指導をして頂きました講師の先生方、トレーニングに参加することを快く了承して下さいました長崎大学整形外科の先生方に深く御礼を申し上げます。今回の経験が今後の診療に役立てられるように一層努力して参りたいと思っております。本当に有難うございました。