MIT(Medical Innovation Institute of Technology) 訪問/2010-10-28

  • 梶山 史郎
  • 山口大学 出身
  • 1997年 入局

 福島県須賀川市にありますジョンソン・アンド・ジョンソン株式会社の医療研修施設(Medical Innovation Institute of Technology, MIT)を宮本俊之先生と訪問しました。JR郡山駅からは若干離れた、周囲を田畑に囲まれたのどかな地区にその施設がありました。施設内は動物やシュミレーションモデルを用いさまざまな手技のトレーニングを行うことができるよう整備されており、現在腹腔鏡手術や心臓カテーテル検査の研修を中心として全国の医師が同施設を訪れているとのことです。
 今回我々は、全身麻酔下の動物モデルを用い、動脈の剥離と顕微鏡を用いた血管移植の手技を体験させていただきました。普段やりなれない手技も臨床とほとんど変わらない環境でトレーニングを行うことができ、とても有用であると考えられました。また、X線透視を用い骨関節の透視像を確認し、手術手技のトレーニングにどのように用いるかを検討しました。整形外科領域で扱う軟部組織や骨関節の解剖は、動物とヒトでは差が大きいところもありますが、似通っている部分も数多く存在し、神経、血管などの剥離、処置の手技はもちろん、創外固定や骨折内固定手技のモデルとしても十分応用可能と考えられました。
 今後、若い先生方の手術手技の向上をめざした研修会の開催を視野にいれ検討を重ねていく予定です。興味のある先生方がいらっしゃいましたら、長崎大学整形外科医局までお問い合わせください。