大阪厚生年金病院手術見学(ALS-THA)/2012-07-25

  • 後藤久貴
  • 筑波大学 出身
  • 1999年 入局

7月10日にZimmer Surgeon to Surgeon Programによる大阪厚生年金病院での手術見学の機会をいただきましたのでご報告申し上げます。
今回おじゃました大阪厚生年金病院は、人工股関節全置換術(THA)で年間200例以上の症例数を誇り、多くの臨床研究の報告でも有名です。整形外科部長(人工関節担当)の中田活也先生は最小侵襲(MIS)THAをはじめ、THAの分野において非常にご高名な先生です。
手術は仰臥位前側方進入(ALS)によるMIS-THAでした。ALSは、筋間進入・筋腱非切離の進入法で、筋肉に対する侵襲が少なく、術後の早期回復が期待できます。また仰臥位での手術であるため、特に臼蓋カップの設置と脚長差が正確に調整できる手術法です。長崎大学でも昨年末より導入し、症例を重ねているところです。今回の見学では経験豊富な先生の手技を目の当たりにすることができ、非常に参考になりました。展開法はもちろんですが、インプラントの設置と安定性の確認に非常に厳密である点に感銘を受けました。またお忙しい中、術前術後にレクチャーと質疑応答の機会をいただき、これまでの疑問点がかなり解決されました。
これからも日々の診療のレベルアップのため、研修の機会を得たいと考えています。
最後に、中田先生をはじめご協力いただきました大阪と長崎の先生方、ならびにジンマーの方々へ深謝いたします。